現代は昔に比べ食生活が変化し、やわらかい食べ物が増え、食べ物を噛む回数や噛む力が少なくなったといわれています。さらにテレビやスマートフォンなどを見ながら食事をする子も多く、丸のみ状態です。このようなことも影響してか顎の発育が不十分になり、永久歯が生える場所が狭すぎて、歯並びが悪くなるケースがあります。いまは小顔が流行していますが、歯にとってはしっかりと大きい顎のほうがいいのです。食べ物を口の中に溜めて30回くらいゆっくり噛むようにお子さまを習慣づけてください。当院では、矯正専門の歯科医師が火曜日と土曜日に勤務していますので、歯並びに問題がありそうなケースは専門医師と連携して見守っていきます。また、歯並びだけでなく子どもの歯周病や顎関節症、睡眠時無呼吸症候群も増えてきました。これらは自然に治りにくいものですので、適切な治療が必要です。口呼吸は、アレルギーの原因になることもありますので注意してください。